家族と行ったた長野松本の旅

一人暮らしをしていた家内の母、二年前にころんで大腿骨を骨折して入院治療しました。退院後は、我が家で同居しています。この時から、母を元気付けるために月一回リハビリ旅行へ出掛けています。

昨年の春には、一泊二日で長野の松本へ出掛けました。この時訪れた、「松本城、浅間温泉、松本市美術館」を紹介します。

一日目、名古屋駅を12時00分発の特急ワイドビューしなの11号に乗車。移り変わる車窓の景色を眺めながら車内でお昼。やがて、列車は14時03分松本駅に到着しました。

この日の観光先は、別名烏城とも呼ばれている国宝松本城。城は、松本駅の北側約1,5kmのところにあります。街並みを眺めながらゆっくり歩いて、30分ほどで着きました。

松本城は、戦国時代に小笠原氏が築城したのが始まりです。当時は、深志城と呼ばれていました。現存する天守(複合連結式層塔型5重6階)は、江戸時代(1633年)に建造されたものだそうです。

堀に囲まれた堅牢な石垣と空にそびえる天守、「戦国時代、安土桃山時代、江戸時代」権力争いの中で何人もの武将が城主となり時代絵巻を繰り広げて来た歴史をうかがい知ることができました。

この日は4月なのに汗ばむほどの晴天で、城のはるか向こうには北ヌル??スの山々を望むことができました。この後、タクシーで松本の奥座敷と言われる浅間温泉にあるホテル玉の湯へ向かいました。

ホテル玉の湯へは、松本城から15分ほどで到着。15時30分チェックインを済ませた後部屋で暫く休息。食事までに時間がありましたので、浅間温泉の湯につかりました。

浅間温泉は、電車で東京から約180分、名古屋から約140分、北アルプスの玄関口に位置した温泉地。開湯1,300年、文人与謝野晶子や竹久夢二も利用した歴史のある温泉です。

泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉。効能は、「神経痛、筋肉痛、うちみ、疲労回復、健康増進」など。また、肌がすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれています。

夜は、半個室になった料亭天の川で料理長自慢の信州ならではの新鮮な素材を使った季節料理「山菜、きのこ、信州牛、岩魚、手打ちそば」を頂きました。

二日目、ホテルを9時30分にチェックアウト。この日の観光先、松本市美術館を訪問。松本駅の東側約1kmのところにある美術館まで、ホテルからタクシで15分ほどでした。

松本市美術館は、松本に縁のある芸術家の作品展示や教育普及事業等を目的に2002年に開館。玄関には、水玉模様で知られる松本出身の芸術家草間彌生の作品「幻の華」が展示されています。

この日、展示会場では草間彌生の作品が展示されていました。水玉模様を始めとした、幻想的な水彩画や油絵が特徴です。絵画ではありませんが、鏡で無限の空間を表した作品には圧倒されました。

美術館では、思い掛けない草間彌生の作品を堪能することができました。この後美術館からは歩いて松本駅まで移動、松本駅発12時53分の特急ワイドビューしなの12号で帰って来ました。

一泊二日でしたが、松本の歴史と文化に触れ、思い出に残る楽しい旅行ができました。